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映画「さゆり」をやっと観ました。
6元(90円)で買った海賊版です。 中国では上映中止になったのに、しっかり売られているんですね。 「花街」の世界を、本よりもだいぶわかりやすく説明していましたが、それでも欧米人がこれを観て果たしてどれぐらい理解できて、おもしろいと感じるのかどうか、とっても気になります。 私は学生時代に京都にいて、舞妓・芸者が訪れるような日本料理屋でアルバイトをしていたので、わりと身近に・・・というのは言いすぎだけど、現実的に彼女達の生活スタイルが予測できるのだけど、それでも奥が深く、別世界だと感じます。 今のお茶屋さんがどれぐらい昔のルールを受け継いでいるのか、そこが1番知りたいとこかも。 神聖な舞妓さんが私のバイト先の男の子と携帯メール交換してたし、 京都のとあるクラブで深夜に着物姿で踊り狂う舞妓さんも見たことあるし、 なんとかって芸者さんフミヤプロデュースでデビューしたよね? ミュージシャンと結婚した芸者さんもいたよね、ちょっと前に。 こんなこと書いてるとさゆりファンに怒られるでしょうか。 でもこの映画すごく好きでした。 余韻に浸って、ハードカバーで上下巻青島に持ってきていたので、一気に読んでみました。5年ぶりぐらいに。 渡辺謙の役がすごくかっこいいのだけれど、 チャンツィイーと何十年越しもの恋を実らせるのだけど、 ハッピーエンドなんだけれど、 感動的なんだけれど、 結局は晴れて愛人になるっていう、そこが二人のハッピーエンド。 よくよく考えると、現代の言葉でいうところの「不倫」なわけで これを幸福だと感じられるさゆり(と当時の時代背景は)、私には理解の及ばないところですが、 芸者としては自分の愛する人を「旦那」にできるのだからこの上ない幸せなのでしょう。 お金だけのつながりではないのですから。 純愛のようで純愛ではないこの物語を美しいと感じるのは私が日本人だからじゃないのかとそう思うんだけれど。 この映画を観て、このブログを読んでる外国人がいれば感想教えてほしいです。 いないだろうな。 夜、実家にいる妹とskypeトークしていると、「今日、役所広司がプライベートでお店にきたよ(実家)」っていうからその偶然に驚いたもんです。 「え~私も今日観たんだって、役所広司!(映画でだけど)」 余談:元は公務員だったから「役所」っていう芸名になったってしってました? それにしてもチャン・ツィイーの芸者役は思ったほど違和感なかったです。 どれぐらいかっていうと、 前に上海で見た、この人が台湾の音楽番組に出演してたよりも違和感なかったです
by mamanna
| 2006-07-18 00:30
| 日本
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